外科サブスペ専門医試験 予想問題SURGEON EXAM SERIES 問題を解く呼吸器の対策ガイド

呼吸器外科専門医試験の「過去問」は
どこまで手に入るのか

検索して来られた方がいちばん知りたいのは「過去問は入手できるのか」だと思います。結論から正直に書きます。そのうえで、過去問の代わりに何をすれば点が伸びるのかを整理しました。無料で解けるサンプル問題も掲載しています。

1. 結論:公式にまとまった過去問の配布はありません

日本呼吸器外科学会が公開している認定試験の案内には、出題形式・出題範囲・合格率は記載されていますが、過去問そのものの配布や公開についての記載はありません。市販の過去問題集も、この試験については確認できません。

一方で、インターネット上には受験者が記憶をもとに作成した「復元版」が個人によって販売されていることがあります。入手を検討する場合は、次の点を理解したうえで判断してください。

観点復元版で気をつけること
正確性記憶に基づく再現のため、問題文・選択肢・正答が実際と異なる可能性があります。誤った内容を覚え込むリスクがあります。
最新性TNM分類やガイドラインは改訂されます。過年度の内容のままだと、現行版では誤りになる論点が混ざります。
網羅性復元できる問題数は限られ、出題範囲14項目を偏りなくカバーするのは困難です。
当サービスについて先にお伝えします。当方は過去問を販売していません。公式テキストと最新のガイドライン・取扱い規約に準拠して独自に作成した予想問題を提供しています。過去問をお探しの方に、過去問であるかのように見せて販売することはしません。

2. 公式が公開している「確かな情報」

過去問そのものは無くても、学会は対策に直結する情報を公開しています。ここは押さえておく価値があります。

項目学会公表の内容
形式マークシート方式、Multiple choice 120問予定
解答形式原則として2枝選択(X2タイプ)、一部例外あり
準拠テキスト『呼吸器外科テキスト ~外科専門医・呼吸器外科専門医をめざす人のために~ 改訂第3版』
分類・GLTNM分類は肺癌取扱い規約 第9版、ガイドラインは2025年度版に準拠
用語上記テキストおよび『呼吸器外科用語集』に準拠
出題範囲14項目(歴史・保険診療から緩和ケアまで)
合格率2023年度 87.10% / 2024年度 81.98% / 2025年度 85.09%

出典:日本呼吸器外科学会「2026年度呼吸器外科専門医認定試験実務部会からのお知らせ」(chest.umin.jp)。最新情報は必ず学会公式でご確認ください。

3. 過去問の代わりに、何をすれば点になるか

過去問演習の本当の価値は「同じ問題が出ること」ではなく、出題形式に慣れることと、自分の穴が分かることです。これは過去問でなくても代替できます。

X2型(2つ選べ)に特化した演習をする

この試験は原則2枝選択です。5つの選択肢それぞれについて独立して正誤を判断する力が問われます。「なんとなく正しそうな2つ」を選ぶ癖のままだと、知識があっても落とします。テキストを読むだけの学習では、この判断力は鍛えられません。

誤答の理由を言語化する

正解を覚えるのではなく、誤りの選択肢がなぜ誤りなのかを説明できる状態を目指します。ここまで来ると、選択肢の組み合わせが変わっても対応できます。

改訂点を最新版で確認する

TNM第9版のように、適用年や細分化の内容が問われうる論点があります。古い版の知識で答えると失点する領域なので、準拠する版を明示した教材で確認するのが安全です。

4. 実際の収録問題(無料で解けます)

当サービスの問題を1問掲載します。改訂点の細部まで問う作りが伝わると思います。肺腫瘍分野(18問)は登録不要・無料で全問お試しいただけます。

問:肺癌のTNM分類 第9版(2025年適用)の改訂点について正しいものはどれか。2つ選べ。
  1. N2が単一ステーション(N2a)と複数ステーション(N2b)に細分化された。
  2. M1cが単一臓器への多発転移(M1c1)と多臓器への多発転移(M1c2)に細分化された。
  3. T因子が改訂され、腫瘍径の区分が大きく変更された。
  4. 第9版は2024年1月から国内適用された。
  5. N3が新たに細分化された。

正解:a、b

正答の理由:第9版ではNが単一/複数ステーションでN2a/N2bに、M1cがM1c1/M1c2に細分化されました(いずれも予後差に基づく変更です)。

誤答のポイント:c:T因子は変更なし(胸壁浸潤PL3の議論はありましたが改訂は見送られました)。d:国内適用は2025年1月1日から。e:細分化されたのはN2であってN3ではありません。

出典表記の例:教科書 第VI章-1「原発性肺癌」D. 肺癌のTNM病期分類(第9版)、印刷p243〜244/『肺癌取扱い規約 第9版(TNM第9版)』

「dの適用年を2024年と覚えていた」という方は、まさにこれが古い版・不正確な情報で覚えてしまう典型例です。当サービスの解説は正答の理由・誤答のポイント・周辺知識・参照ガイドラインの4段構成で、出典のページ番号を文字で明記しています。

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5. よくある質問

呼吸器外科専門医試験の過去問は公開されていますか?
学会が公開している認定試験の案内には、出題形式・範囲・合格率の記載はありますが、過去問そのものの配布・公開についての記載はありません。市販の過去問題集も確認できません。
ネットで売られている「過去問」は買ってもよいですか?
購入の可否は個人の判断ですが、受験者の記憶に基づく復元版は、問題文や正答が実際と異なる可能性があり、ガイドライン改訂に追随していないこともあります。誤った内容を覚えてしまうリスクを理解したうえでご判断ください。
このサイトで過去問は手に入りますか?
いいえ。当サービスは過去問集ではなく、公式テキストと最新のガイドライン・取扱い規約に準拠した完全オリジナルの予想問題です。過去問や教科書本文の転載は行っていません。
過去問がないと不利ではありませんか?
過去問演習の価値は「出題形式への慣れ」と「弱点の可視化」にあります。学会が形式(X2型・120問予定)と範囲を公開しているため、それに沿った演習で代替できます。
無料で試せますか?
はい。肺腫瘍分野の18問を、登録不要・無料でお試しいただけます。

6. 関連ページ

出題範囲の配分や直前期の使い方は呼吸器外科専門医試験の対策ガイドにまとめています。消化器外科を受験される方は消化器外科の過去問についてもご覧ください。

ご注意:本ページは学習教材の提供者による情報整理です。試験日程・受験資格・出題範囲などの制度に関する最終的な情報は、必ず日本呼吸器外科学会の公式案内をご確認ください。本ページの内容は臨床判断の根拠として用いないでください。当サービスは学会・出版社・試験実施団体とは無関係であり、合格を保証するものではありません。
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